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そのまま、無言の状態が続き、ジャズだけが流れる。
男はハンターカクテルを飲み終えたが、何も頼まずに、ただジャズに耳を傾けている。
青年は、ジントニックを飲み終えると、男に向かって話しかけた。
「あの、すいません。
何かおすすめとかありますか?」
男は青年を見向きもせずに、答える。
「俺の勧めるのは、まだあんちゃんには早い。
あと2ヶ月ほど飲んでから、教えてやるよ」
「そうですか」
それを聞き、青年は肩をおとす。
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