4人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
「大丈夫ですよ。
何回か飲みに来てくれれば、ちゃんとオススメを教えてくれますから」
話を聞いているだけだったマスターが、青年を元気付けようとする。
しかし、青年の顔は暗いまま変わらなかった。
また無言の時が、訪れる。
流れているジャズに、切れ目が生じた。
それを狙ってか、マスターが口を開く。
「あの…何かあったんですか?」
青年の身体が、一瞬震える。
どうやら、何か良からぬことがあったようだ。
最初のコメントを投稿しよう!