プースカフェ

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「大丈夫ですよ。 何回か飲みに来てくれれば、ちゃんとオススメを教えてくれますから」 話を聞いているだけだったマスターが、青年を元気付けようとする。 しかし、青年の顔は暗いまま変わらなかった。 また無言の時が、訪れる。 流れているジャズに、切れ目が生じた。 それを狙ってか、マスターが口を開く。 「あの…何かあったんですか?」 青年の身体が、一瞬震える。 どうやら、何か良からぬことがあったようだ。
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