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「マスター」
男がマスターを呼ぶ。
マスターが男の前まで来ると、男がマスターに耳打ちした。
「わかりました」
そういうと、マスターが何かを作り始めた。
「あの、一体何を?」
「なぁに。
すぐにわかる」
男はそう言って黙ってしまった。
青年もやることがなく、黙ってしまう。
「どうぞ」
数分ほどたった。
マスターが、とあるカクテルを青年の前に置いた。
それはグラスの中で、綺麗に六層に分かれていた。
「これは?」
青年が問う。
答えたのは、男だった。
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