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「中2の終わりまでこの町に住んでいました。仲良くしてください。」
そう言ってふわりとほほえむ彼女。
これでどれだけの男子がやられただろう。
夢人なんか、顔を真っ赤にして口を押さえてた。
ありゃ、一目惚れだな。
「じゃあ、席は島田の隣な。」
モヤシが指定する。
おいおい、語尾が震えてるぞ。
「よろしくね」
またふわりとほほえんだ。
「うん、よろしく」
隙間からもれる風に揺れた彼女の髪はシャンプーだろうか。
なんだかとても女の子らしいにおいがした。
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