その美少女は

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この日は半日で、午後からは雪とデート。 なんだけど、雪が先生に呼び出されたので、教室で雪を待っていた。 教室でひとり。 さっきの雪を思い出した。 「マジごめん!俺なんかしたっけかなあ…」 必死に謝る雪を苦笑しながら見送った。 あんなに必死にならなくたっていいのに。 それだけ、僕との約束を大切にしてくれているのかな。 そう思うとなんだか頬の筋肉が緩む。 「雅樹ー!お待たせ!」 派手な音とともに雪が帰ってきた。 「おかえり。何だったの?」 「あー、ただの雑用。俺、また委員長になっちゃってさ」 「お疲れ様ー」 雪は賢くてスポーツもできる。 顔もそれなりに整ってるから、もてるし、先生方からの信頼も厚い。
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