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ガラッと音がして教室のドアが開く。
僕は反射的に雪から離れた。
だ、大丈夫だよね?
「……雪ちゃん!?」
「蛍!?」
お?
音を立てた本人、大島と雪が声をあげる。
……知り合い?
「懐かしいなー!」
「本当に。雪ちゃん、この学校だったんだね!」
なにやら楽しそうだ。
「あ、雅樹、悪い。俺ら幼なじみなんだ。」
「あぁ、あの蛍ちゃんが大島?」
「そうそう」
何度か雪の話に出てきた蛍ちゃん。
でも、聞いていた蛍ちゃんはもっと男らしくてガサツで……
「おまえ、随分変わったなあ」
「女の子って変わるものなのよ?」
そう言ってふふっと笑う。
うん、かわいい。
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