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陣に火が燃え移り辺りが一斉に火の海に変わった。
・・カーンカーンカーン・・
「敵襲だ、火矢が投げ込まれたぞ。」
紀霊軍は一瞬で大混乱に陥った。
「お前ら、落ち着きやがれ、これは劉備軍の策略だ。陣から離れて陣形をとりやがれ!!」
紀霊が一喝すると紀霊軍はなんとか落ち着きを取り戻したのだか…
「今が、放て!!」
紀霊軍が逃げた先から矢が飛んできたので紀霊軍の兵士たちは再び大混乱に陥った。
「くっ、こんなことが…」
「ばか野郎共!しっかりしろ!ちっこうなったらいっそ…お前らあの山峡へ逃げろ!!」
紀霊は大混乱に陥っている兵士たちに向かって叫んだ。
「紀霊殿!そんなことをしたら。」
「五月蝿い!こうなったら虎穴に入らばなんとかだ。逆に劉備軍に奇襲をかけてやるぜ!」
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