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「では早速軍議を始めますぞ。」
関羽が周りにいる役人たちを見ながらいった
関羽雲長 (かんううんちょう) 劉備の義弟。戦闘だけでなく政治面でも活躍した完璧万能武将である。
「兄者たち、おれはどうすりゃいいんだ?」
「そうだな…翼徳はこれまでどおり兵たちの訓練を頼む。」
「おう、この張翼徳様に任せとけ!」
張飛翼徳(ちょうひよくとく) 劉備、関羽の義弟。燕人張飛と呼ばれその武勇は蜀軍最強と言っても過言でもない
それから関羽は現在劉備軍がおかれている状況について説明し始めた
「現在我が軍は西方の陶謙殿と同盟をくんでおりますしかし、南には袁術、北には呂布、そしてさらに今は成りを潜めておりますが東にはあの曹操がいるという状況です。」
「ううむ…ここからが正念場というわけか・・・・」
それから関羽は現在の町の治安のこと、賃金、兵糧のことなどを話した。
「では、以上で軍議を終わります」
関羽が軍議を終えるとほかの役職者たちも次々に席を離れ、残ったのは劉備、関羽、張飛の三人だけになった。
「では今のところは現状のままということか・・・・」
「はい、では兄者、本日はもうお休みになられたらいかがですか?」
関羽が劉備に就寝を勧めると
「ああ、そうだな。ではまた明日。雲長、翼徳。」
劉備は寝床に入っていった。関羽、張飛もそれを確認したのち自室に戻った。
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