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自分と同じ色の髪に指を絡ませて、シャワーで濡らしてやる。 髪質までそっくり同じの赤茶けたそれが、藍の額にかかった。 (流石、俺の甥っ子…) 『なかなか良い面してるな、お前も大概遊んでる口か…?』 思わずそう呟いたところで、そいつは漸く目を覚ました。 自分の置かれている状況が今一飲み込めていないのか、呆けている。 (やぁっと起きたか…) 『よぉ……おはよぅさん』 「…え?、………っうわぁ!!…チョッ……何だよコレ!何で脱いでんだ、オレ…!?」 (………………うるせぇ) 状況を把握してアタフタと騒ぎまくる藍。 それを頭から押さえつけて、洗髪を続行しようとした。 ――――――… ――――… ――……結果、今の様な騒ぎになっている。 (今日は厄日だ………)image=411806772.jpg
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