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事の始まりは今朝の電話。
さぼっていた書類の整理を数時間前に終わらせて、今日は休みだからとベッドにダイブした直後だった。
turrrrr…………ピッ
『…………………………』
「電話に出たんなら、ウンとかスンとか言いなさいよ…瑠一」
『……ハァ……おはようございます、晶子さん』
電話の主は、姉の「晶子(しょうこ)」だった。
ちらりと見やった時計は、早朝6時を指している。
この時間に、この人からの電話……
(嫌な予感しかしねぇぞ…)
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