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『手短に………は無理ですよね。今回は何の頼み事ですか?』
「あら、さすが私の弟ね。話が早くて助かるわ。」
俺が晶子さんの頼みを、断れないのを知ってのこの発言だ。
『それで、話とは?』
「………うちのバカ息子の事なんだけどね?」
『バカ息子?晶子さんの息子達は、遺伝子的にバカではないでしょう?』
「えぇ、知能指数は問題ないの。でも………バカ息子よ、間違いなく。」
(意味が解らねぇ……)
『確か、晶子さんの息子は3人居ましたよね?……何番目がバカなんですか?』
親がバカと言い張るのだ。俺の方も、遠慮無く[バカ]と言い放つ。
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