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俺はそのまま頭が真っ白になって寝た……。
朝起きた時昨日の話しを思いだし心臓がバクバクしていた。
しかし、いつものように振る舞う二人。俺は頭でずっと考えていた…昨日Tは何を考えていたんだ?決して応援してくれてたわけじゃないが、付き合えるのが無理だと思って早めに手をひくように頼んだのか?
俺は正直パニクっていた。
朝Hちゃん宅から帰ってくるときにTちゃんと二人になった…なんか俺は怖かった。
ポツリとTが言った。
「Hちゃん(俺)君のこと駄目だって…なんか彼氏とか作りたくない人みたい。ちゃんと(俺)君が告白して自分で聞いた方が良かったのかもしれないけど…私が興味本意で聞いちゃって結果聞いちゃったから…辛い思いしないでほしいからさ…。諦めた方が良いよ。本当にごめん…」
俺は返す言葉がなかったが…振り絞って「うん」とだけ答えておいた。俺が昨日盗み聞きした内容と違うぞ…コイツ…何を考え何を企んでやがる…。俺はTが味方なのか敵なのか…あんなに相談乗ってくれたのはなんだったんだ…
二人は無言のままお互いの帰路についた。
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