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舌打ちするスウェルに再び薙払いが繰り出された。
スウェルは体勢を低く屈めてやり過ごす。
だが、さらにスウェルに鎌の一閃が降りかかる。横に転がって回避するスウェルだったが、息をする暇もなく次の一閃が降りかかる。
苦渋の声が滲み出るスウェルにギザミは容赦無しに攻撃を繰り返す。回避だけで精一杯のスウェルの足元には鎌が突き刺さった跡が無数に散らばっている。
息が荒立ってきたスウェルに止めを刺そうとしたのか、ギザミは鎌を大きく振り上げた。
だが、それはスウェルにとっては大切な隙を作っただけだ。
ギザミが鎌を振り下ろしたときには既にスウェルは後方へと跳びすさっていた。
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