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ただならぬ不安を抱えながら先導する担任に着いていく。コツコツと鳴る靴の音が不安を倍増させる。
「先生?一体何処に行くんですか?僕、バイトあるんですけど」
「ふふっ、大丈夫だよ。あまり時間は取らせない。すぐに終るから」
やっぱり嫌な予感しかしない。今すぐ走り去ってこの緊迫から抜け出したい。でも、普通に学校の事だったら担任に不快な想いをさせるだけだ。
悩みに悩んでいる中に担任が足を止めた。
「さぁ、教室に入って。みんな君を待ってるんだ」
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