いきなり5月

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「ふぁょ~…ございます」 志村新八。 この春から銀魂高校に入学した一年生である ちなみにクラスは…お察しのとおりずぃー組である。 ゴールデンウイーク明けのぼやっとした頭のままで、新八は席についた。 ふと時計をみると、いつもより早い登校だ。 長い休みで、リズムが少し狂ったかもしれない。 そんなことを思いながら新八は朝の準備を行う。 それから、クラスメートが徐々に登校し始めた。 まず、柳生さんと志村妙。間髪入れずにゴリラ、もとい近藤。つかゴリラ。 『近藤さん完璧ストーカーしてきたでしょ…』 心で思いつつ、こえには出さない。日常茶飯事だもの。 おはようございます。と二人に軽い挨拶をする。 すると妙の後ろにいた近藤が新八のところにきた。 『うわ…まただ…』 近藤が妙をストーカーするようになり、学校のある日は毎朝新八の所にくる 必要以上に顔を近づけ、近藤は、 「ねぇねぇ!しんぱちくぅん!」 みょうな猫なで声を出す。 ゴリラのツラにこのしゃべり方なので、腹がたつことこの上ない。
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