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「璃海っ」
藍李は私の顔を覗きこみ私に
笑顔を向けてくる。
この明るさにほんと助けられている。
「藍李は相変わらずだね」
私が微笑みながらかえすと藍李は
「それがわたしだもーん(笑)」
軽く返してくる。
藍李みたいな反応は下手に
心配されるよるも全然いい。
「ほらはいったはいったー」
ここは人がまったく来ない
私たちだけの隠れ部屋みたいなものだ。
「ねー璃海今日うちに泊まらない?」
中にはいり藍李が最初に発した
言葉はこれだった。
「はっ?いきなりなんで?」
「いーじゃん。明日休みだしさー」
「まーいいけど」
私は不思議にもおもいながらも
泊まることにした。
「やったーっ!」
喜んでいる藍李を見るといつも
嬉しくなるし辛いことも忘れられる。
私たちは結局放課後までここの
部屋で話していた。
先生はあきれてかあと5、6時限
しかのこってなかったせいか
来なかったし注意もされなかった。
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