ターニングポイント

3/6
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
「璃海っ」 藍李は私の顔を覗きこみ私に 笑顔を向けてくる。 この明るさにほんと助けられている。 「藍李は相変わらずだね」 私が微笑みながらかえすと藍李は 「それがわたしだもーん(笑)」 軽く返してくる。 藍李みたいな反応は下手に 心配されるよるも全然いい。 「ほらはいったはいったー」 ここは人がまったく来ない 私たちだけの隠れ部屋みたいなものだ。 「ねー璃海今日うちに泊まらない?」 中にはいり藍李が最初に発した 言葉はこれだった。 「はっ?いきなりなんで?」 「いーじゃん。明日休みだしさー」 「まーいいけど」 私は不思議にもおもいながらも 泊まることにした。 「やったーっ!」 喜んでいる藍李を見るといつも 嬉しくなるし辛いことも忘れられる。 私たちは結局放課後までここの 部屋で話していた。 先生はあきれてかあと5、6時限 しかのこってなかったせいか 来なかったし注意もされなかった。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!