第1話「月見里空 〓小さな女」

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 夜、月と星が空を支配する時間。  窓の外を見つめる少女がいた。  何を語るでなく、何に拘るでもなく。  ただ、純粋に空を見つめるだけの単純作業。  表情一つ濁らせることなく、彼女は空を眺めていた。  彼女の思考は分からない。  誰も知ることはできなかった。 
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