『プロローグ』

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…………。 「僕はどうなったんだろ…」 気がつくと、真っ白い広場のようなところに僕は倒れていた。 何もない。 はっきり言えることは、僕が今いるのはさっきの島ではないこと。 あと何故か僕の体から痛みが消えている。四肢もあるし、別に人魂みたいな物ってわけでもない。 「さて…どうしようか」 とりあえず起き上がる僕。 「……ん?」 さっきまで何も無かったところからいきなりドアが現れた。 《ガチャッ》 ドアが開いた。中からサングラスをかけた白い髭の老人が出てきた。なんかハワイとかにありそうなアロハシャツを着ている。 「おぉ、起きたかの」 聞き覚えのある声、さっき聞いた老人の主はこの人か。 「あ、はい。えっと……僕はあれからどうなったんですか?」 まず現状を理解しないと。 「ぅむ?お主はあれから一旦死んで魂が抜けたが、死に場所が悪く死神に回収されず、さ迷っていたところをワシが回収したんじゃ」 どうやら僕には通訳が必要なようだ。 「冗談はよして下さい」 「ほぅ…お主なかなか鋭いのぅ」 「本当の事を話して下さい」 「お主は一旦死んで魂が抜けたがワシが死神に頼んでお主の魂を預かったのじゃ」 「本当の事を話して下さい」
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