『プロローグ』

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……いやダメだ! 諦めたらそれこそ終わりだ。 「操縦室に行こう!とりあえず行くだけ行ってみよう」 僕は一人、操縦室へ向かった。 途中CAのお姉さんが何人か倒れてた。やっぱり何かおかしいなこの飛行機。 そんな事考えてるうちに操縦室の入口にたどり着いた。 「さっきの声の主……いるのかな……」 なんか勢いで来ちゃったけどもし相手がハイジャック犯とかなら確実に銃とか持ってるよね……でも……。 「おじゃましま~……す」 考えるより先に行動した。 するとそこにはパイロットと思われる男性が2人、ハンドルから手を離し、他の人達と同様に深い眠りについていた。 「や…やばいよ…ハンドルが勝手に動いてる……なんとかしなきゃ…」 僕がハンドルに手を伸ばそうとした時、飛行機の飛行方向正面に小さな島が見えた。 「あそこに着陸出来れば……!!」 僕はハンドルに手を伸ばした。
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