プロローグ

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遠くに見えていた小さな船は、桟橋に到着していた。 十四人は疲れ切っていたが、笑っていた。 その間一歩も動くことができなかった。 目を離すこともできなかった。 そして、もう忘れることもできなかった。 一人が着ていたジャージに漕艇部と書かれていた。 俺はこの高校に決めた。 漕艇部に決めた。
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