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「たん……てい?」
パルナ村では聞き慣れない職業名に、首を傾げるミーシャ。
一方で女性は、自らの提案が素晴らしいものだと核心したように何度も頷いていた。
「聖都フィルケミナにね、超凄い探偵がいるの!! 何とあの六賢者特認可の称号まで持ってるんだから!! だからね、会う人会う人に聞いて回るよりも、その道のプロを頼った方が絶っっ対近道だから!!」
有無を言わさぬ程に押し切る女性の凄みに、ただでさえ気弱なミーシャは気圧されてしまいそうになるが、そこで敢えて抱えていた一つの疑問をぶつけて、話をそらした。
「あのぅ……何で私と話がしてみたかったんですか?」
「へ? あぁ、それね」
今にもミーシャを連れ出してしまいそうになっていた女性は、浮かせた腰を椅子に下ろし、答える。
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