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「――あのぅ、一体何なんですか?」
子供達を帰し、何故か二人は奥の部屋で話す事になっていた。
綺麗に金と銀の入り混じったセミロングを後ろで束ね、くりっとした愛らしいブラウンの瞳で、テーブルの向かいに座る女性を見つめるミーシャ。
対して、不必要な程にヘアピンの付けられた緩やかなウェーブを描くオレンジのショートヘアに、モスグリーンの瞳の女性は、ミーシャを睨む様に見つめ返す。
「……いくつ」
「はい?」
「歳」
「あ、二十一ですけど――」
「はぁ!?」
女性の過激な反応に、驚きのあまり、椅子から落ちそうになるミーシャ。
「お、お……」
「……『お』?」
「同い年なのっ!?」
「ひっ!? わきゃっ!?」
女性の二度目のオーバーリアクションに、遂にミーシャは椅子ごと後ろに倒れてしまった。
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