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「第一椎名の方がリア充してるだろうが」
椎名にはロリだったりショタだったり美少女だったりイケメンだったりする、一粒で何十回も美味しいパートナーがいる。充実度で言うなら確実に向こうの方が上だ。異論は認めない。
「ふむ――譲らんぞ」
「いらねぇよ」
「右に同じー」
二十六もある貌(かお)を全て把握するなんて無茶だ。よく椎名は対応出来ているな、と思う。
「あ、鳥海、それ一口くれ」
「あ? これ?」
「そそ。気になってたんだよなー」
残り半分になっているマスタードマヨネーズツナサンドイッチを指さす勝利に、どうしようかと平和は考える。別に分けてやってもいいのだが、前にそのまま食わせたら「間接ちゅー!?」とか叫んでドクトルこと燐月がやってきたのだ。
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