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無理に告白してフラれるなら
“幼馴染み”のままでいいじゃん。
でも――
翔にとっての“特別な存在”になりたいな。
「翔…」
私の一声で沈黙は打ち消された。
「何?」
雪景色を眺めていた翔が此方を向いた。
と同時に、私は頬を赤らめていることに気づきマフラーで顔を覆う。
「翔のことが好き」
そしてそっと口を開いた。
また長い沈黙が続く。
もう後戻りはできない。
もう元には戻れない。
「翔…返事は?」
やっぱり翔は無言のまま。
言わないほうが良かった?
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