亡き母

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私が翔に想いを告げたこと、翔にとっては迷惑だった? 「答えてよ!!ねぇ!!」 私は翔の腕をしっかりと掴んで、その腕をブンブン激しく揺らした。 翔が私の顔を見つめる。 無言のまま。 そして私の肩をそっと抱き寄せた。 「翔に…期待していいの?」 「もちろん。俺も…杏がずっと前から好きだった。」 そう言った翔はニコッと笑っていた。 「翔…」 ママ―― ママは天国で 幸せに暮らしていますか?―― ママが言ってたこと、迷信じゃなくて、ホントだったね―― ママが教えてくれなかったら 翔に告白できてなかったかも知れない――
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