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~学校~
剣道部の帰り、僕はいつもどうり校門まで歩いていた。
今は夕暮れ時ということもあり、部活帰りの学生達がちらほら見える。
「ハァ……。」
部活に疲れたわけでもなく、荷物が重いわけでもないが、重いため息をつく。
「美少女でも落ちてこないかなぁ……。」
拳銃とか日本刀とか持ってたらベストだな。
馬鹿なことを言っているとは自分でもわかる。
しかし、そんな人間なのだから仕方がないだろう。
それに、日常を過ごしていても時間の無駄だ。
学校に行き、部活に行き、家に帰り、ご飯を食べ、ゲームをしてから深夜アニメを見る。
そんな日常を打破するのが僕の夢だ。
別に充実してないわけではない。
けど何よりアニメや漫画のようなワクワクがない。
「何かインパクトはないものか……。」
またもや重いため息をはく。
「おに~ちゃ~ん」
そんな僕の背中に、強烈なインパクトが与えられた。
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