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勇人『つあっ....ここは?』
悪人『おかえりなさいっ......勇人君っ。』
勇人『貴方は?』
僕は嫌な予感がした
とっさに後ずさりをする。
がしっ
強く腕を握りとめられる。
悪人『何処へ行くつもりだい。一人じゃ君は、体には入れないんだぞ。俺が、連れてきたのだからな。』
勇人『なっ....もしかして、お前がっ。』
悪人『あぁっ悪人さっ。』
ドクっドクっ
心臓の動きが早まるのがわかった。
灰色のスエットに黒いパァーかを頭から被り顔をかくして
僕の腕をきつく握りしめる
勇人『あぁっ...。』
悪人『飴を出せっ。』
勇人『つあぁっ...。』
ポタポタっ
爪が食い込み血が流れる
勇人『魂だけじゃないのか?』
悪人『ハハハっ魂だけさっ。だが、お前の体も今血を流してるだろうな。早く出さないと、手を引きちぎるぞっ!!!!』
グシュっ!!!
勇人『つあぁっんっ!!わかっ....』
ゴロゴロピカーン
ポツポツザァーーー
悪人『つぅ...』
悪人の力が緩んだすきに
僕はひたすら走り出した
必死に...
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