生徒会長鳳美雪

2/8
前へ
/60ページ
次へ
「会長~こんな量の書類処理できませんよ~」 俺の前には、平積みの書類が山のようにある。 「うるさいぞ涼。貴様は私の下僕で奴隷で犬だ。黙ってキリキリ働け」 と、俺のことを睨みながら言う。正直怖い。しかし、あまりにも理不尽なので文句を行った。 「だいたいこれは元々会長の仕事ですよ。何で俺がやらなくちゃいけないんですか?」 「ほう、私に反抗するのか。いいのか?今なら謝れば許してやろう」 と、含みのある言い方をした。 実は会長に弱みを握られていて逆らえないのだ。 「うっ、う~すみませんでした」 と、俺は少し涙目になりながら言った。 すると会長が恍惚とした表情で言ってきた。 「はぁ~可愛い。もっといじめたくなる」 などと恐ろしいこと言ってきたので俺は会長を無視して仕事に集中する事にした。 はぁ~、何でこんな事になったんだろ。 あんな所で会わなければ……… ………遡ること約1週間前。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

104人が本棚に入れています
本棚に追加