死神です

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美優はね、生まれた時から体が弱くて何時もベッドで寝ていたんだ 「みゆと一緒だ」 うん、そうだね 美優は何時も羨ましそうに外を見ていたよ 遊んでいる子供達をね 僕はそれが悲しかった たった一人の妹が部屋で独りで居ることが だから、僕はずっと美優の遊び相手をしていたんだ 美優が少しでも楽しい気持ちで居られるようにね 「うん」 それから少し経って、美優が三、四歳の時だったかな? 美優は初めて外で遊ぶことができたんだ お父さんとお母さんが、美優の事を余りにも可哀想に思えたから 美優は凄い喜んでたんだ 初めての外に
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