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僕も嬉しかったよ。美優の喜ぶ姿が見れて
「うん」
そして、あれは起こった
僕達がちょっと目を離した隙に美優は公園から出てしまったんだ
僕は美優が居ないことに気付いた
それで周りを見た時には美優はもう公園から出ていて、横からはトラックが走ってきていた
あの時は無我夢中だったから分からなかったけど、多分居眠り運転だったんだと思う
速度を落とさないトラックを見て僕は美優の所まで走り出していたんだ
無我夢中で
気付いた時には僕の体は舞っていて、美優の姿を確認してから意識が無くなっていて、気付いたら死神になっていたんだよ
「お兄ちゃん、可哀想……うっ! げほげほ!!」
みゆちゃんがいきなり吐血する
苦しそうにしている内に手が身近にあったランプに当たり倒れ、それを聞きつけた医師や看護師、そしてみゆちゃんの両親が飛び込んできた
「みゆ、みゆ!!」
「おい、直ぐに薬を!!」
その間にもみゆちゃんの容体は悪化していく
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