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「えっ!?」
……全然覚えてない……
っていうか同じ中学だったっけ?
「あ、そういやそうだったな…ハハハ…」
俺は適当に返事した
覚えてないなんて面と向かって言えないだろ
「その時から大城君のこと面白い人だなって思ってて…」
「へぇ、そうなんだ…」
ぎこちない会話が続く
「だから今回、大城君と友達になるいい機会だと思ったんだよね」
何がいい機会だ
俺にとってこの時間はこれまでの人生でワースト3に入るほど嫌な時間だ!
そんな俺を構うことなく中畑は中1の時の思い出を喋り始めている
「そういやあん時大城さ…」
いつの間にか俺のことを呼び捨てに…
身に覚えのない話を聞かされ始めてもうすぐ25分経つ
最初の沈黙は何だったんだ!?
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