キミとゆう名のホシ

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キミとゆう名のホシ

あの輝くホシを掴みたくて 空高くのばした僕の手は 空(くう)を掴んだ それでも何かを掴んだのではという 小さな期待を捨てきれずに 僕はその手に小さくKissをした でも やっぱり開いた手にはなにもなくて それがすごく悲しくて その手に一粒の雫が落ちた 少し暖かいその雫は 僕が生まれて初めて流した涙だったんだ 今までの人生で どんなに辛くても どんなに悲しくても 決して涙など流したこと無かったのに 僕は泣いた 子どもの様に泣いた 恥じなどすて 声がかれるほど泣いた それが今の僕に一番必要なことだから
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