第1章:俺は主人公

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第1章:俺は主人公

その晩、俺は夢を見た。 その夢での俺はRPGの主人公だった。 我ながら幼稚な夢を見るものだと溜め息が出た。 場所はどうやら村のようだ。 「ここで武器でも買えばいいのか?」 行き先のわからない俺はそう呟いた。 どうしようか悩んでいると、毒消し草を手に持った長老的なやつと目が合う。 (銀◯に出てきたあれを想像してくれればgoodjobだ!!) 流石と言ったところだろうか、話しかけてもいないのにそいつが俺のもとへと走ってきた。
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