平和な日常

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平和な日常

「退屈すぎる」 真夏の中、クーラーの無い部屋で蒸されている俺はそう言った。 現在、世間は夏休み。 本来ならば、俺もこんなくそ暑いとこなんかにいなかったはずなのだ。 何故こんなことになったのか? その答えは簡単だ。つい最近、彼女と別れたからだ。 友達のあらゆる誘いを断って、彼女と夏休みの計画を立てた。 夏祭り、プール、行くところは沢山あった。 でも、もう行く必要もないのだ。 あまりにも暇すぎるので、軽く自己紹介でもしようと思う。 俺の名前は神条一成(しんじょうかずなり) 16歳の高校2年だ。 中学の頃からずっと陸上をやっている 足はまぁまぁ速い方だ ちなみに学業の方は壊滅的だ… まぁ、こんなもんだろう。 以意外と少ない内容に少し悲しくなってくる。 まぁそれはさておき、再びやることが無くなってしまった。 「仕方がない」 そう言って、俺はプレステの電源を入れた。 別にプレステしか無いわけじゃないぞ。 たまたまセットしてあったんだ。 そんな言い訳を言いながらゲームを始める。
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