僕と彼。

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ここまでで僕とタクが互いを愛し合って信頼しあってるってのは理解してくれたよね? どうしてこんな説明をしたのかと言えば、ひとえに今の状況にあるんだ。 僕は今、知らない女と机を挟み向き合っている。 場所は駅前近くの喫茶店。学校の帰りにいきなり声をかけられてさ。 「話がある」って言われたけど、敵意がビシバシ感じられて、タク関係かなーと思ったんだ。 別についていかなくても全然いいんだけどね。 これ男だったら絶対行かないんだけど。 でも学校帰りに待ち伏せされてるってことは、今日断ってもまた次があるかもしれないじゃん? そして次は頭数が増えてる可能性もある。 それはそれで面倒だから、話聞くくらいならと、この女に着いてきたわけだ。 女は上品な服装で、でもちょっと気が強そう。 でないとタクとのことで、僕のとこまで来ないだろうけどね。 .
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