しにがみ★しにがみ

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ぼくはよく確かめようと目をこすった。 しかし状態は全く変わらない。 女の子が奇妙な格好で宙に舞っているだけだ。 女の子の方は無愛想な顔をこっちに向けていた。 「ん?どうしたのだ?顔に何か付いてるか?」 女の子は首をかしげてこちらを見ている。 正直言って何も言えない。 ただただ女の子を見ているだけだ。 そしてやっと出た一言がこれだった。 「…お化け?」
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