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「よう零!!何一人で帰ろうとしてるんだよ。一緒に帰るって約束したじゃねぇかよぅ!!」
こいつの名前は癌鉄侃(ガンテツタダシ)。身長は僕より少し高めで体格は柔道をやっているからかガッチリしている。小学生から同じクラスで僕の事をいじめる奴。
小学でも中学でもオレは侃にいじめられていた。
それに今も侃をとりまく56人の仲間にいつもいじめられている。
侃の後ろにいる背が高い奴らがそうだった。
「別にそんな約束してないだろ…」
「何言ってんだよ零?オレ達は友達だろ?一緒に帰るのは当たり前だろ。」
『ギャハハハハ!!』
侃が言った言葉に後ろの奴らは嫌らしく笑った。
もちろんこいつは友達じゃない。ただの僕をいじめているいじめっ子だ。
こんな奴なんて居なければいいのに。
僕はいつもこんな事思いながら過ごしていた。
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