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飛ばされた帽子を追いかけていたら
いつの間にか過去に(特にミコノス)いたり
階段で転んだら江戸にいたり
そんなことがあります
帽子を拾ったらいきなりマフィアに狙われたこともあります
それなので帽子はボロボロ
でもお気に入りの帽子なので棄てません
ちなみに麦藁帽子です
赤い髪の毛の片腕がない人に貰った訳ではないですよ
「いつか立派なニートになったら返しにこい」とか言われてないですよ
この帽子はあの日買ったものです
6月の「羽毛流し」の祭
そうヒグラシがなく頃に
あの日は祭の日に殺人事件が起こってから
ちょうど4回か6回目の祭の日
その日はちょっと体を動かす為にジムに行った
祭ということもあって第13回暗黒舞踏会があった
もちろん暗くてよくわからないが・・・
その時だ・・・俺の「エン」の中に入ってきた奴がいた
とっさに「コウ」を使うが間に合わない
誰かとぶつかったようだった
感覚的にはフレ〇ムヘイズというところだろう
フウゼツははらなくていいのかとかいろいろ考えたがもう遅かった
脳裏に映し出されるのは炎髪灼眼
その後のことは覚えていない
ただ覚えていたのは何かを護るようにしてうずくまっていたこと
それが麦藁帽子
帽子の裏には正方形の紙のようなものが挟まっていたが
気にせず帽子を被っている
そういや最近正方形の紙が燃えたような・・・
(26歳 ホームレス男性)
※この物語はフィクションです
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