第1章

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それでも、転校生っていうのはみんなの注目を集めるでしょう? 出会いだって期待してる。 「森さん、ということはこれから職員室に行くのかな?」 「はい」 さっきより声の調子を上げて返事をしてみた。 「そうか。 いやぁ木村さんがね、今日は腹痛で午前中は様子を見るって、さっき電話がかかってきたんだよ。」 「そうなんですか。」 実をいうと、そのとき少し安心した。 他の人と比べられるのは嫌い。
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