金色の義妹、襲来

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昼休みが終わり、食後の授業の中ではかなりつらい部類の現文が始まった。 現文は聞かなくても点数とれんだよなぁ~。 この席の地の利をいかして、携帯でゲームでもしてよっかな。 俺は、携帯のフリップを 開いてゲームを始めたんだが、しばらくすると、千夏からメールがきた。 きっと千夏も暇なんだな… 『ふにゃぁ~❤』 ……なんと返信しろと? ふにゃぁ~? これは適当に返信していいのか? 『ふっ‼』 これでいいや。 自分で入力しといてあれだけど、全くもって意味がわからない。 メールを送って、一分もしないうちにメールが帰ってきた。 『もぅ‼ちゃんと返事してよ‼』 だから、なんと返信しろと? 俺は、普通に『ふにゃぁ~ってなんだよ?』という文章を送った。 『ふにゃぁ~は、かわいい~イメージの言葉だよ😉』 だからなんですかぁ~… めんどくせぇから寝よう。 俺は、携帯のフリップを閉じて、ポケットに突っ込み、睡眠姿勢になった。 授業が終わるまでぐっすりだったが、授業が終わった途端、千夏が俺の教室に来て「なんで返信くれなかったの!」って喚いていたせいで、どっと疲れが出た。
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