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6校時目は、ちゃんと千夏のメールを返してやりつつ、ちゃんと板書しているうちに終わった。
いつもならまっすぐ帰るところだが、今日からは千夏のこと迎えに行ってやらないとな。
俺は、宿題のプリントと弁当箱を鞄に入れて、千夏の教室に向かった。
階段を登ればすぐ着く場所に千夏の教室はあるので、教室にはすぐ着いたのだが、まだホームルームが終わっていなかった。
暇だから千夏探して、観察してよっかな。
俺は、千夏を探したんだが、あの頭のせいで、拍子抜けするくらい簡単に見つかった。
千夏は、先生の話を退屈そうに聞いていて、欠伸をかみ殺していた。
身内の欲目かもしんないけど、千夏が一番可愛いな……って、これじゃ千夏と言ってること一緒だな……
「じゃあ、今日はここまで!気を付けて帰れよ!」
先生が、ホームルームの終わりを告げた。
挨拶を終えた後、千夏は、とても眠そうにしながら教室から出てきた。
「よぉ。」
「お兄ちゃん!迎え着てくれたの!?」
「まだ帰り道わかんねぇだろ?慣れるまでは、ちゃんと面倒見てやんなきゃな。」
「よろしくお願いしまーすっ!」
「ん」
千夏の笑顔を見ていると、親父の言っていた「お前ならうまくやれる」というのは、意外と的を得ていたんだなぁと思った。
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