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あれから、大した話しもせず、居心地が悪くなったので自分の部屋に向かった。
「はぁ~…」
千夏とは、まったくうまくやっていける自信がない。
もう少し喋ってくれればいいんだが、まさかの無口キャラとは……
そういえば、隣の部屋が千夏の部屋になるんだっけ。
昨日、引越屋が来てたけど、千夏の部屋ってどんな部屋なんだろう?
やっぱり、香水とか化粧品とかいっぱいあんのかな?
※俺の勝手な不良ギャルのイメージです。
いや、千夏はすっぴんだったし、香水臭く無かったよなぁ。
じゃあ、ギターとか?
※ヘビメタ的なイメージ。
いや、俺的にイメージからそれるなぁ……
やっぱり見ちゃうか?
今日義妹になったばっかりの女の子の部屋を見ちゃうか!?
でもさすがに良心が痛むよなぁ。
でも、気になる!
かなり不良っぽいのに、一人称がちななんて女の子の部屋を見てみたい!
行くしかねぇ!
俺は、横になっていたベッドから飛び起きて、部屋を出た。
が……
「お兄ちゃん?」
丁度階段を上がってきた千夏と、鉢合わせになってしまった。
かなりピンチ!
「何してるの?」
「喉渇いたから、水でも飲もうかと思って!」
「そっか。」
苦しすぎる言い訳だったが、千夏は何も言わずに部屋に入っていった。
もう少し千夏が来るの遅かったら、確実に死んでたよな……
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