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「ん・・・ここは・・・・」
ある少年は目を覚ますと、真っ暗な部屋にいた。
そこは、自分の足元さえ見えない、暗く何もない所だった。
「なんで俺はこんな所にいるんだ?」
少年が自分の過去を思い出そうとしたとき、少年の目の前に淡い光が現れた。
「なんだ・・・これ・・・」
不思議そうに淡い光を見つめていると、その光は文字になりはじめた。
~welcome to the GUN GAME~
~ようこそガンゲームへ~
「?・・・ガンゲーム? なんだそれ・・・」少年が疑問を口にすると、文字が動き、新たな文字を作りはじめた。
~You were chosen as a player of the Gun Game!!~
~あなたは、ガンゲームのプレイヤーとして選ばれました!!~
「・・・・・・・・・・・・」
少年は、黙って文字を見つめていた。
すると、また光が新しい文字を作りはじめた。
~The rule is easy~
~ルールは簡単~
~The other party in the field is only killed~
~フィールドの中の相手を殺すだけ~
「・・・・・!! な、なんだって!!」
少年は焦った。今の自分はどう考えても生身、、、つまり、現実の自分だ。ゲーム機みたいにリセットや残機など無い。
殴られれば痛いし、走り続ければ疲れる。そんな生身の自分に相手を殺せなんてできるはずがない。
~Let's try immediately it!!~
~それじゃあ早速やってみよう!!~
「お、おい!! ちょっとま・・・」
少年の声は言い終わる前に何かに遮断された・・・
少年が自分の声を出そうともがいていたその時、少年がいた部屋が一瞬にして真っ白な光に吸い込まれる様に包まれた・・・
少年が真っ白な光に包まれた後、真っ白な光の中で男の声が聞こえた。
「ようこそ、長倉 縦弥様・・・ククク・・・」
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