プロローグ

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「キミに非凡と平凡の違いが分かるか?」 部屋の端にある小さな電気スタンドから放たれる白色の光だけが支配する、薄暗い部屋。 その部屋のほぼ中央にある大きめのイスに座った男が独り言のように呟いた。 よく見ると男の手には携帯電話が握られていた。 「正解は感じ方の違いだけだ」 男は言い終えると、口角を吊り上げた。  
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