プロローグ

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      ♪♪♪ 深夜 カーテンも締め切られ、少しの明かりも無い部屋の壁際 ベッドの上で独りの少女が膝を抱きかかえ、体を小刻みに震えさせていた。 ここ何日も寝ていないのか少女の目の下には真っ黒なクマが出来ていた。 少女は『何か』に怯えていた。 決して、幽霊やお化けといった曖昧模糊な存在ではない『何か』に少女は深く怯えていた。
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