2人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
美咲にメールしてから30分くらいたった。
「返事こないな~」
布部がつまらなそうに言ってきた。
「まだそこまで時間たってないだろ
それより布部彼女できたのかよ
今回はちゃんと答えろよ」
「あ~まぁできたよ彼女」
「マジかよ!
いつ?ってか誰?」
「ん~2週間くらい前かな」
「2週間前!?」
こんなに毎日一緒にいるのに気づかなかった。
「んで誰なんだよ相手は」
「それは・・・・
あっ!美咲ちゃん」
美咲!?
振り返ると恥ずかしそうにいる美咲がいた。
「おう」
こんな言葉しか出てこなかった。
「んじゃ洋ちゃん俺帰るわ」
あんなに結果を気にしていた布部はそそくさと帰っていった。
「洋一君さっきのメールなんだけど」
「うん、ごめんねいきなりで」
重い空気がはりつめる。
「あたしから言い出したから気にしないで
それで洋一君私なんかでいいの?」
「もちろん
逆に俺でいいのか?」
「私はもちろん洋一君が好きだから
よろしくお願いします。」
「こちらこそ」
洋一高校1年の夏
初めて彼女ができました。
最初のコメントを投稿しよう!