美咲~初恋~

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山手線の電車にゆれるまま数十分がったった。 「次は上野ー上野ー」 「洋一君次降りるよ」 「わかった。」 上野かぁ 美咲の大きなバック、もうあそこしかないな 上野駅に降りるとそこには休日を過ごす。家族、カップルでにぎわっていた。 「美咲、、 はぐれないように気をつけろよ」 っといい俺は手を差し伸べた。 もちろん差し伸べる手をさり気なくTシャツでふいてから 「ありがとう やっぱり上野人多いね」 動物園に続く大きな道を美咲の手をひきながら歩いていった。 「あっ!! 洋一君ここ左に曲がって!」 「左!? わかった」 左って 「着いたよ」 まんべんの笑みで指さした先は 国立科学博物館 隕石、地球の歴史、化石、宇宙など科学に関する重要資料が展示されている。 「ここかぁー」 「ごめんデートでくるところじゃないよね でも私彼氏と来るの夢だったんだ」 少し悲しそうな顔を見せた。 「いやいや全然いいよ むしろ俺好きだし。 ここの恐竜の化石とかかっこいいんだよなー」 確かにここはカップルで来るようなところではないが 洋一は小学生の頃クラスの化石好きな友達と一緒に月1で化石を見に来ていた思い出がある。 「洋一君化石好きなの?」 「好きも大好きだよ 小学3年の時からずっと好きだよ」 今日美咲の意外な趣味が見つかった。 2人の距離が化石を通して一気に近くなった。
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