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「美咲珍しく遅いな」
この日いつも遅刻なんかしない美咲が30分以上遅刻をしていた。
「ごめん洋一君待った?」
「いや大丈夫だよ
それよりどうしたの?珍しく遅刻なんて」
「うん、朝準備するのに時間かかっちゃって」
「そっか
じゃぁ行こうか」
珍しく遅刻したから少し心配したけど、いつもの美咲だ。
昨日のまさみの告白なんて忘れて今日は楽しもうクリスマスなんだから
「洋一君あれ乗らない?」
「えっあれ乗るの?」
「もちろん
行こ」
美咲が指差した先はみなとみらいにある遊園地のジェットコースター
洋一は絶叫系が大の苦手だった。
「洋一君緊張してるけど大丈夫?」
「うん大丈夫」
っと言ってみたものの今にも心臓が飛び出しそうだった。
そして運命の瞬間
あっという間に係員に押し込まれ安全レバーが付けられた。
無情にも俺たちを乗せた乗り物はガタガタと音を立てて動き出し、落ちて行った。
「いや~洋一君楽しかったね。」
「そうだね。」
立っているのがやっとだった。
「洋一君
次あれ乗ろう」
「えっ!
うん」
また絶叫系、、、、
美咲は無類の絶叫系好き
次から次へ乗せられ洋一は生きているのがやっとだった。
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