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翌日の放課後、国語科のしょうちゃんと国語科研究室でいつもと同じように話していた。 気がつけば此処に来るというのが日課になっていた。というよりも、約束をさせられたと言った方が正しいのかもしれない。 しょうちゃんは俺が一年生だった時に色々と支えてくれた先生だった。父親を亡くし、自暴自棄になっていたあの頃、もししょうちゃんが居なかったら、俺は。 そんなことも有り得たのかもしれない、この人がもし支えてくれなかったら。考えただけでもぞっとする。 「なーに考えてんの。」 「なんも。」 デスクに向かって採点をしていたしょうちゃんは、俺の顔を覗き込んで、“ほんと?”って心配そうな顔をして尋ねてくるから、頭を縦に振ればにっこりと笑って採点を再開した。 しょうちゃんは心配性だから。 父親を亡くしたショックから少しだけ立ち直った後も、俺と向き合うことを止めなかった。“気が向いたらいつでも来なさい”としょうちゃんに声を掛けられたことがきっかけとなり、三年生になった今でも俺は此処に通い続けているのだ。 .
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