春の風

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あの日、アナタに恋をした 絶対に叶わない 儚くて切ないこの気持ち もうすぐ居なくなる身だから 春が終わればもう会うことも無いんだ 数回会って、喋っただけ 連絡先も知らない 偶然居合わせて楽しくお喋り それだけで幸せを感じた それでも、仲は良かった だから この気持ちを打ち明けたくなってしまう時もあった その度に 自分の気持ちを押し殺して その度に 良い友達 を演じていた この小さな幸せが永遠に続けばと、時間を止めてしまいたいと本気で願った でも、時間は無情に過ぎていく いずれ季節は移り行き 春も終わりを告げる頃 私は旅立つ アナタの連絡先も聞かないまま 小さなこの想いを春にのせて...
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